“旅中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょちゅう45.5%
りよちゆう27.3%
りよちう18.2%
たびちゅう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここで病家をとっているのは、長崎帰りのホンの旅中りょちゅうの内職だが、源内、医業にかけてもなかなかちょくで、殊に女には当りがよい。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
文墨ぶんぼく雅人がじんも多しときゝしが、旅中りよちゆうとしきやうするにあひ皈家きかいそぎしゆゑ剌を入れざりしは今に遺憾ゐかんとす。
予等は旅中りよちうの見聞記を毎月幾回か東京朝日新聞に寄せねばならぬ義務があつた。なほ晶子は雑誌婦人画報などに寄稿する前約ぜんやくがあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
て申し続きました深見新吉は、お賤を連れて足かけ五年間の旅中たびちゅう悪行あくぎょうでございまする、不図ふと下総の塚前村と申しまする処の、観音堂の庵室に足をとめる事に成りました。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)