“りょちゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
旅中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらくこの旅中りょちゅうに起る出来事と、旅中に出逢であう人間を能の仕組しくみと能役者の所作しょさに見立てたらどうだろう。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「いやおそれ入る。わざわざ、ここの旅中りょちゅうへ、お見舞とは、恐縮な」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたくし平生へいぜいの通りKと口をきながら、どこかで平生の心持と離れるようになりました。彼に対する親しみも憎しみも、旅中りょちゅうかぎりという特別な性質をびる風になったのです。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)