“悪行”の読み方と例文
旧字:惡行
読み方割合
あくぎょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「蜘蛛太……。おまえはまだ、そんな怖ろしい心を持っているのか。あれほどわしがいったのに、まだ、悪行あくぎょうをやめてくれないのか」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それを機会に悪行あくぎょうをやめ、門を閉じて読書に努めたお蔭で、まず今日こんにちの身の上になりましたが、数えてみるとそれはもう二十七年の昔になります。
て申し続きました深見新吉は、お賤を連れて足かけ五年間の旅中たびちゅう悪行あくぎょうでございまする、不図ふと下総の塚前村と申しまする処の、観音堂の庵室に足をとめる事に成りました。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)