“極悪”のいろいろな読み方と例文
旧字:極惡
読み方割合
ごくあく90.0%
きまりわる10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはかれが昨日まで天下にむかって極悪ごくあく兇首きょうしゅ、忘恩の人非人と、を鳴らして、家康とともに、その罪をかぞえた敵である。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがてはしらはね族にもそむき、ついに、極悪ごくあくこのうえもない、大どろぼうのアラシに権力けんりょくをあたえてしまったのです。
におう藤沢の、野面のおもに続く平塚も、もとのあわれは大磯おおいそか。かわず鳴くなる小田原は。……(極悪きまりわるげに)……もうあとは忘れました。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)