“大磯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおいそ79.2%
おほいそ20.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕陽の中に富士足柄あしがらを望みし折の嬉しさなど思い出してはあの家こそなど見廻すうちにこゝも後になり、大磯おおいそにてはまた乗客増す。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
におう藤沢の、野面のおもに続く平塚も、もとのあわれは大磯おおいそか。かわず鳴くなる小田原は。……(極悪きまりわるげに)……もうあとは忘れました。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それならばまあいゝのだが、先日「今年の夏も」と男の子どもにせびられるに任せて、大磯おほいそで法外な値をつけられた貸別荘をどうやら借りた。
愚かな父 (新字旧仮名) / 犬養健(著)
声 大磯おほいそ監視哨報告、三機より成る敵の軽爆撃隊は驚くべき快速力を以て、大磯上空を通過せり。高度二千、北進。北進。