封三娘ほうさんじょう
范十一娘は※城の祭酒の女であった。小さな時からきれいで、雅致のある姿をしていた。両親はそれをひどく可愛がって、結婚を申しこんで来る者があると、自分で選択さしたが、いつも可いというものがなかった。 ちょうど上元の日であった。水月寺の尼僧達が盂 …
作品に特徴的な語句
おだ せお わけ なこうど ねだい たか はず 老媼ばあや かきね ごう むすめ しるし 賄賂まいない 媒灼ばいしゃく ばあ さぐ 容貌きりょう ととの ほう はん 縊死いし まゆ 縉紳しんしん くわ かんざし わざわい 祭酒さいしゅ ひとみ なお やもめ 邑宰むらやくにん 一更いっこう 魔劫まごう もとどり 離屋はなれ 雅致がち かんざし 重陽ちょうよう 華陀かだ 遼海りょうかい ゆる ちか 許嫁いいなずけ たもと ささや 悪戯いたずら 忿いか たちま しかばね ふう 容子ようす 婿むこ おも 参詣さんけい 厄逆しゃっくり かく そば 侮辱ぶじょく 上元じょうげん 曹邱そうきゅう ひと 毛遂もうすい ねだい はしご 東籬とうり たた えら さず とら たす