“一更”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっこう33.3%
いつこう33.3%
ひとゝき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで、その日たちまち二人のきれいな女を見たので、帰ってからそのことばかりおもっていた。一更いっこうがもう尽きようとしたところで、三娘が門をたたいて入って来た。
封三娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
薄紅うすべにをさして居るのが一層ひときはいやらしく見える、が、一更いつこうすましたもので、其だるい京訛きやうなまりを大声で饒舌しやべつて居る、勿論えず煙草たばこはすつて居るので。
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
一更ひとゝきをはや過ししかど、なほ立ちうくて、絳雪のとどむるによりて帰りぬ。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)