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薄紅
ふりがな文庫
“薄紅”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うすくれない
34.4%
うすべに
24.4%
うすあか
20.0%
うすくれなゐ
18.9%
うすあこ
1.1%
ときいろ
1.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすくれない
(逆引き)
と、するすると寄った、姿が崩れて、ハタと両手を畳につくと、麻の
薫
(
かおり
)
がはっとして、肩に
萌黄
(
もえぎ
)
の姿つめたく、
薄紅
(
うすくれない
)
が布目を透いて
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
薄紅(うすくれない)の例文をもっと
(31作品)
見る
うすべに
(逆引き)
掃除
(
さうぢ
)
の
濟
(
す
)
んだ
冷
(
ひや
)
りとした、
東向
(
ひがしむき
)
の
縁側
(
えんがは
)
へ
出
(
で
)
ると、
向
(
むか
)
う
邸
(
やしき
)
の
櫻
(
さくら
)
の
葉
(
は
)
が
玉
(
たま
)
を
洗
(
あら
)
つたやうに
見
(
み
)
えて、
早
(
は
)
やほんのりと
薄紅
(
うすべに
)
がさして
居
(
ゐ
)
る。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
薄紅(うすべに)の例文をもっと
(22作品)
見る
うすあか
(逆引き)
女は
薄紅
(
うすあか
)
くなった頬を上げて、
繊
(
ほそ
)
い手を額の前に
翳
(
かざ
)
しながら、不思議そうに
瞬
(
まばたき
)
をした。この女とこの文鳥とはおそらく同じ心持だろう。
文鳥
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
薄紅(うすあか)の例文をもっと
(18作品)
見る
▼ すべて表示
うすくれなゐ
(逆引き)
と
籠
(
かご
)
を
開
(
あ
)
ける、と
飜然
(
ひらり
)
と
來
(
き
)
た、が、
此
(
これ
)
は
純白
(
じゆんぱく
)
雪
(
ゆき
)
の
如
(
ごと
)
きが、
嬉
(
うれ
)
しさに、
颯
(
さつ
)
と
揚羽
(
あげは
)
の、
羽裏
(
はうら
)
の
色
(
いろ
)
は
淡
(
あは
)
く
黄
(
き
)
に、
嘴
(
くち
)
は
珊瑚
(
さんご
)
の
薄紅
(
うすくれなゐ
)
。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
薄紅(うすくれなゐ)の例文をもっと
(17作品)
見る
うすあこ
(逆引き)
「
紅茸
(
べにたけ
)
と言うだあね、
薄紅
(
うすあこ
)
うて、白うて、
美
(
うつくし
)
い綺麗な
婦人
(
おんな
)
よ。あれ、知らっしゃんねえがな、この位な事をや。」
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
薄紅(うすあこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ときいろ
(逆引き)
薄紅
(
ときいろ
)
の
撫子
(
なでしこ
)
と、
藤紫
(
ふじむらさき
)
の
小菊
(
こぎく
)
が
微
(
かすか
)
に
彩
(
いろ
)
めく、
其
(
そ
)
の
友染
(
いうぜん
)
を
密
(
そつ
)
と
辿
(
たど
)
ると、
掻上
(
かきあ
)
げた
黒髪
(
くろかみ
)
の
毛筋
(
けすぢ
)
を
透
(
す
)
いて、ちらりと
耳朶
(
みゝたぼ
)
と、
而
(
さう
)
して
白々
(
しろ/″\
)
とある
頸脚
(
えりあし
)
が、すつと
寝
(
ね
)
て、
其
(
そ
)
の
薄化粧
(
うすげしやう
)
した、きめの
細
(
こま
)
かなのさへ
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
薄紅(ときいろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
“薄紅”で始まる語句
薄紅梅
薄紅色
薄紅葉
検索の候補
薄紅梅
薄紅色
薄紅葉
“薄紅”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
木下杢太郎
徳冨蘆花
夏目漱石
島崎藤村
小島烏水
作者不詳
北原白秋
幸田露伴