“薄化粧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うすげしやう50.0%
うすげしょう40.0%
うすげ5.0%
うすげしよう5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さもあらばあれ、夕顏ゆふがほ薄化粧うすげしやうかけひみづたまふくむで、露臺ろだいほしに、ゆきおもてうつす、姿すがたまたこゝにあり、姿すがたまたこゝにあり。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
まげ女優巻じょゆうまきでなく、わざとつい通りの束髪そくはつで、薄化粧うすげしょう淡洒あっさりした意気造いきづくり形容しなに合せて、煙草入たばこいれも、好みで持つた気組きぐみ婀娜あだ
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
きっと、馴染か、その時が初めかは分らないが、店頭みせさきで見たお嬢さんの住居すまいも名も、すぐ分るだろう、というので、誰に見せる気だか薄化粧うすげって。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つゞいてあらはれるが例物れいぶつさ、かみ自慢じまん櫛卷くしまきで、薄化粧うすげしようのあつさりもの半襟はんゑりつきのまへだれがけとくだけて、おや貴郎あなたふだらうではいか、すると此處こゝのがでれりと御座ござつて、ひさしう無沙汰ぶさたをした
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)