“うすべに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄紅88.0%
淡紅12.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まず五六十人の若い女が白い「ころも」、白い笠、顔には薄紅うすべに白粉おしろいを厚く塗り歯はおはぐろで黒く染めて、田植えの場所へと並んで行く。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
白花という名をかむらせるくらいだから白くはあるが、花冠の脊には、岩魚いわなの皮膚のような、薄紅うすべにの曇りがし、花柱を取り巻いた五裂した花冠が
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
そして、ちらちら、コスモスの淡紅うすべにいろの花盛りだ。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)