“范”の読み方と例文
読み方割合
はん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その手簡の一つは、蘇州の押司おうしはん院長と云う者に与えたもので、一つは吉利橋下きちりきょうかに旅館をやっている王と云う者に与えたものであった。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
晉では當時はん中行ちうかう氏の亂で手を燒いてゐた。齊・衞の諸國が叛亂者の尻押をするので、容易に埒があかないのである。
盈虚 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
翌朝になって孟は、隣のばあさんを頼んではん夫人の所へいってもらった。范夫人は孟が貧乏人であるから、むすめにはからないでそのままことわってしまった。
封三娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)