『盈虚』
衞の靈公の三十九年と云ふ年の秋に、太子蒯聵が父の命を受けて齊に使したことがある。途に宋の國を過ぎた時、畑に耕す農夫共が妙な唄を歌ふのを聞いた。 既定爾婁豬 盍歸吾艾豭 牝豚はたしかに遣つた故 早く牡豚を返すべし 衞の太子は之を聞くと顏色を變 …
著者 | 中島敦 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「政界往来」1942(昭和17)年7月 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約15分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約25分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
唯々
古
輒
外
戰
距
絳
運
己
孔悝
狐裘
樣
蒯聵
抵
悝
釋
先
閏
事變
籍圃
紛爭
石圃
髢
范
藥
踰
中行
盟
疾
生活
璧
状
檐
根本
戚
愉
己氏
墟
唯
南子
作
伯姫
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