“璧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たま85.0%
へき15.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
モウ連城れんじょうたまを手に握ったようなもので、れから原書は大事にしてあるから如何どうにも気遣きづかいはない。しらばくれて奥平壹岐おくだいらいきの家に行て
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一五家に久しきをのこ一六黄金わうごん一枚かくし持ちたるものあるを聞きつけて、ちかく召していふ。一七崑山こんざんたまもみだれたる世には瓦礫ぐわれきにひとし。
あるはかなかからは、木棺内もくかんない死體したいむねのあたりに、まるぎよくつくつたへきといふものや、くちへんからはせみかたちをしたぎよくかざりなどがました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
今の歐羅巴の美術は大抵沒理想派のたまものなり。沒理想派の賜をばわれ受けて、沒理想派の論をばわれ斥く。さればへきを留めてかへすを我山房のはかりごととするなり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)