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璧
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へき
ふりがな文庫
“
璧
(
へき
)” の例文
ある
墓
(
はか
)
の
中
(
なか
)
からは、
木棺内
(
もくかんない
)
の
死體
(
したい
)
の
胸
(
むね
)
のあたりに、
圓
(
まる
)
い
玉
(
ぎよく
)
で
作
(
つく
)
つた
璧
(
へき
)
といふものや、
口
(
くち
)
の
邊
(
へん
)
からは
蝉
(
せみ
)
の
形
(
かたち
)
をした
玉
(
ぎよく
)
の
飾
(
かざ
)
りなどが
出
(
で
)
て
來
(
き
)
ました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
今の歐羅巴の美術は大抵沒理想派の
賜
(
たまもの
)
なり。沒理想派の賜をばわれ受けて、沒理想派の論をばわれ斥く。されば
璧
(
へき
)
を留めて
櫃
(
き
)
を
還
(
かへ
)
すを我山房の
謀
(
はかりごと
)
とするなり。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
説郛と学海類篇とには、著者の名を
宋鄭景璧
(
そうのていけいへき
)
としてあり、古今説海と稗海とには
宋鄭景望
(
そうのていけいばう
)
としてある。恐くは同一の書で、
璧
(
へき
)
と
望
(
ばう
)
との名を殊にしてゐるのは、一は是にして一は非であらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“璧”の解説
璧(へき)は、古代中国で祭祀用あるいは威信財として使われた玉器。
多くは軟玉から作られた。形状は円盤状で、中心に円孔を持つ。表面に彫刻が施される場合もある。
(出典:Wikipedia)
璧
常用漢字
中学
部首:⽟
18画
“璧”を含む語句
双璧
白璧
完璧
全璧
趙璧
連璧
二教合璧論
連珠合璧
返璧
璧隣
璧州
璧人
玉璧
洪璧
尺璧
完璧々々
宋鄭景璧
君璧
合璧事類