“全璧”の読み方と例文
読み方割合
ぜんぺき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十名共に全璧ぜんぺきならんことを望むは有情の世界に無理なる注文にこそあれば、十中の五にても三にても、前後節を改めずして確乎たる者あれば以て足るべし。
人生の楽事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
仮令たとえあるいは種々様々の事情によりて外面の美を装うことなきにあらずといえども、一点の瑕瑾かきん、以て全璧ぜんぺきの光を害して家内のめいを失い、禍根一度ひとたび生じて、発しては親子の不和となり
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)