“愉”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たの90.3%
たのし5.4%
1.1%
たのしみ1.1%
タヌ1.1%
タノ1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“愉”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.7%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
あの姦婦を捕へてあらゆる辱しめを加へ其の揚句極刑に處してやらうといふのが、亡命時代の最もたのしい夢だつたからである。
盈虚 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
画面全体にほのかに漂っている透明な空色が、どの仏たちのまわりにも、なんともいえずたのしげな雰囲気をかもし出している。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
ほかの参観人は将棋の専門家、又は、好棋家で、棋譜をたのしむ人たちであるから、控室で指手を研究してたのしんでゐるが、私は将棋はヘタクソだから、さうは、いかない。
勝負師 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
二度目の二年生の授業が始まると、私は何といふ事もなく學校に行くのがたのしくなつて、今迄では飽きて/\仕方のなかつた五十分宛の授業が、他愛もなく過ぎて了ふ樣になつた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
それから二三日してから、O村へのおりからの夕立を冒しての彼の訪れ、養蚕をしている村への菜穂子や明をじえての雨後の散歩、村はずれでのしいほど期待に充ちた分かれ——、それだけの出会が、既に人生に疲弊したようなこの孤独な作家を急に若返らせでもさせたような、異様な亢奮こうふんを与えずにはおかなかったように見えた。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
——それは、空を飛下りる時の、妖しい幻影にのみ、たのしみをつないでいる、淋しい男の姿だった。
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
山料地ヤマガタに蒔ける菘菜も 吉備びとゝ共にしつめば、タヌしくもあるか(仁徳天皇——記)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
やがて筆は、タノしげにとり上げられた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)