“釋”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
しやく37.5%
31.3%
ゆる12.5%
6.3%
ときあか6.3%
わか6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の郷里、徳島市の本行寺にある墓碑には、上の院號は忘れたが、たしか下の法名は“しやく蛙水居士あすゐこじ”といふのであつた。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
されど己が願ひにそむきまたならはしに背きてげに世にかへれる後にも、未だかつて心の面帕かほおほひくことなかりき 一一五—一一七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
國沴こくてんおほいわらつて、馬鹿ばかめ、おどかしたまでだと。これをゆるし、還俗げんぞくせしめて、柳含春りうがんしゆんはいせりとふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
きみへいいて大梁たいりやうおもむき・(三九)其街路そのがいろり・其方そのまさきよなるをくにかず。かれかならてうててみづかすくはん。われきよしててうかこみをきて、(四〇)へいをさむるなり
其小なるや、一身の哀歡を歌ふに過ぎざれども、其大なるや、作者乾坤けんこんみて、能く天命をときあかし、一世の豫言者たることを得べし。其さまなほ雲にのぼ高嶽かうがくのごとく、いよ/\高うして彌いちじるし。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
左樣さうばかりではおわかりになるまい、濱島氏はまじましきみ御存ごぞんじのとうり、日出雄少年ひでをせうねんをば有爲りつぱ海軍々人かいぐん/″\じん養成やうせいして、日本帝國につぽんていこく干城まもりにと、かねての志望こゝろざしであつたのが、弦月丸げんげつまる沈沒ちんぼつとも