“ゆる”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ユル
語句割合
22.2%
20.7%
10.9%
9.1%
8.9%
4.6%
4.0%
3.9%
2.9%
2.4%
1.7%
1.4%
1.0%
1.0%
0.9%
0.5%
0.4%
0.4%
0.3%
0.2%
0.2%
許容0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
許可0.1%
0.1%
0.1%
百合0.1%
0.1%
0.1%
動搖0.1%
寛仮0.1%
寛恕0.1%
平易0.1%
0.1%
承諾0.1%
0.1%
聴許0.1%
0.1%
聽許0.1%
解放0.1%
0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十一丁目までの間は、壁にのぼるような急勾配。それから道はやかになって、そこで駕籠屋たちも無駄話をする余裕が出来ました。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
此処は河だと考えたが、急に畳の上にでも居るようなんだ気持になって、その儘、倒れると水を呑んで悶掻たが、死んでしまった。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
「どうぞお願いいたします、それにつきまして、てまえ主人にちょっと申したいことがございますから、ちょっとおしを願います」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
しかし下人にとつては、このに、この羅生門の上で、死人の髮のを拔くと云ふ事が、それ丈で既にす可らざる惡であつた。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
これみな本妻というもののなく召仕の女にて家内を治むるゆえ軽々しく相成り、不相応なる者を奥深く出入りをし不取締りにて候。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
現在はし得べき程度の利己心を持っている。一時の生命もその権利を有していて、未来のために常に犠牲にせらるべきものではない。
憎まれている家では飯時にやたらにこの綱をかされて薬罐も掛けておくことができなかった、というような話も残っている。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
めぐりゆくものそのいと多し、また臥して苛責をうくるものはその數いと少なきもその舌歎きによりて却つてかりき 二五—二七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
死があらゆる罪障をすまで、辛い義務を履行し、あらゆる肉欲的快楽を避け、かつ悦んで比類なき道徳律を実践しなければならぬ2
勤王にかんか、佐幕に之かんか。時代はその中間においていろの生をむことをさなかった。抽斎はいかにこれに処したか。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
案内も無くかかる内証の席に立入りて、彼等の心得顔なるは、必ず子細あるべしと思ひつつ、彼はく座をぎてを改めたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「さあ危険は過ぎましたじゃ、市之丞様もりとなされ。はの、実際にあなた方が可愛く思われてならぬのでのう」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
天女御空ふが美音は、なき壇上さへさへぐばかりで、滿塲はあつとつたまゝつたまりつた。
養老の喪葬令に、三位以上及び別祖、氏宗の外は墓を造ることを得ず、また墓を造る資格ある者でも、大蔵を慾する者はせと規定してある。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
武はその言葉に従って、林児をって邑宰の所へ送った。しかし御史の家から名刺をよこしてくると、邑宰は林児をしてその下男に渡して帰した。
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
なるものは蚊柱てるでぶる/\とがしながら、ぱさり/\といてへてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
院内の人々は一人としてハツバス・ダアダアの※陋にして友を排し、褒貶並にてるを知らざるものなし。されど人々は猶この翁の籍を會院に掲ぐるを甘んじせり。
これも蝉学上かせにすべからざる問題である。充分研究すればこれだけでたしかに博士論文の価値はある。それは余事だから、そのくらいにしてまた本題に帰る。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
(画家の髪をづ。)本当にわたくしは何もかもあなたにしてしまいましたの。ただ二人の間に子供を持つ事が出来ないばかりでございますわ。
お松は夜着の中から滑り出て、んだ細帯を締め直しながら、梯子段の方へ歩き出した。
心中 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
周圍には一かされることもなく燐寸けては燐寸て、さうしてからげつそりとちた兩頬にぴつちりと齒齦ついてふまでりと煙草うて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
客人達もその利己主義を許容し、主人夫妻をして明日のために充分眠らしめ、そこで自分も安心して自分達の愉快を尽すというところに、本当の利己主義の妙味があると思います。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
秀吉の如く閨門の裡に一家滅亡の種をかず、其が第一の禁物たる奢は女中にも厳にさで、奥向にも倹素の風行はれしは、彼の本多佐渡守が秀忠将軍の乳母なる大婆に一言咎められて
大久保湖州 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
度牒は人の家をて僧となるとき官のして認むる牒にて、これ無ければ僧も暗き身たるなり。三張の度牒、一には応文の名のされ、一には応能の名あり、一には応賢の名あり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かに生茂れる庭の木々の軽々なる燥気と、近きに有りと有る花のとを打雑ぜたる夏の初の大気は、く動きて、その間に旁午する玄鳥の声に、幾度か返してはに往きける跡の垣穂
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
源太胸には苦慮あれども幾干か此に慰められて、猪口把りさまに二三杯、後一杯をく飲んで、れと与ふれば、お吉一口、つけて、置き、焼きかけの海苔畳み折つて、追付三子の来さうなもの
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
下から火を放って台を焼けば、恐れて孔叔(悝)をすに決っている。火をけようではないか。火を!
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
筆者は、その「風邪」なるものの意味がわからないので大いに泣いて駄々をねたらしく、間もなく許可されて跣足で庭に降りると、雨垂れの水を足でえたりを蹴飛ばしたりして大いに喜んだ。
父杉山茂丸を語る (新字新仮名) / 夢野久作(著)
 去臘大晦、朝議すでに幕府にす。今春三月五日、吾が公の駕、すでに萩府を発す。吾が策ここにおいて尽き果てたれば、死を求むることきわめて急なり。
留魂録 (新字旧仮名) / 吉田松陰(著)
我等は決鬪することを好まず。さきに邂逅ひたるときの狂態は何事ぞ。言ふこともあるべきにかゝることをばなど言ひたる。れどもこのたびはすべし。今宵は我と倶に芝居見に往け。
常陸那賀郡、上丁大舎人部千文の作である。「夜床」をユドコと訛ったから、「百合」のユに連続せしめて序詞とした。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
筑波嶺のさ百合夜床にもしけもかなしけ 〔巻二十・四三六九〕 防人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
此状で見ると将門が申訳の為に京に上つた後、郷につておとなしくしてゐた様子は、「兵事を忘却し、弓弦をくして安居す」といふ語に明らかにはれてゐる。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
つて早く返しる者なりとなれば、旧堵に帰着し、兵事を忘却し、弓弦をくして安居しぬ。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
でも、あなたをしてあげたい気もするわ。あなたを恨みながら、あなたの罪をかぶつてもいゝと思ふわ。
「ガーフ」にかしき帝國軍艦旗せるかの白色巡洋艦は、此邊海底くして、ずることもはねば、小山動搖ぐがく、漂蕩してる。
父はそれを寛仮さなかった。表向それをめる事もしなかった。彼は十二、三になる末の子に、同じく恭賀新年という曲りくねった字を書かして、その子の名前で健三に賀状の返しをした。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
次の朝、わたしはきのう午後における自分の常軌を逸した行為を寛恕してくれるようにと、キッティのところへ謝罪の手紙を送った。
大天井を越えてからは若干か道は平易くなったがやがて槍ヶ岳へかかると共ににわかに一層険しくなり、女子供は行き悩んだが
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
八月十六日——その日は、早朝からこの地峡の上層を、真白な薄雲が一面に覆うているので、空気は少しもがうとはせず、それは肢体に浸み渡らんばかりの蒸し暑さだった。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
初め植木屋夫婦が引越して来た時、井戸がないので何卒か水を汲ましてくれと大庭家に依頼みに来た。大庭の家ではそれは道理なことだと承諾してやった。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
してやれ——というお慈悲である。放しておやりなされ。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その返書は、松太郎が逸早く信者を得た事を祝して其伝道の前途を励まし、この村に寄留したいといふ希望を聴許した上に、今後伝道費として毎月金五円宛送る旨を書き添へてあつた。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ロミオ おゝ、いでさらば、聖者よ、所爲さしめたまへ。りまする、したまへ、さもなくば、信心れ、れまする。
その返書は、松太郎が逸早く信者を得た事を祝して其傳道の前途を勵まし、この村に寄留したいといふ希望を聽許した上に、今後傳道費として毎月五圓宛送る旨を書き添へてあつた。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「私達と一緒に娘さん達全部、そうして全部の人夫さん達を解放していただかなければなりません」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そして左大臣の六女との結婚はおしにならなかった宮へ、強制的にその人を夫人になさしめたもうというようなこともお定めになった。中納言はそれを聞いて憂鬱になっていた。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ここに天皇、高山に登りて、四方の國を見たまひて、りたまひしく、「國中に烟たたず、國みな貧し。かれ今より三年に至るまで、悉に人民課役せ」