“聽許”のいろいろな読み方と例文
新字:聴許
読み方割合
ていきよ50.0%
ゆる50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文書の收むる所は改稱の願書で、其願が聽許ていきよせられたか否かは不明であるが、かくの如き願が拒止せらるべきではなささうである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
これは五郎兵衞の病氣のために、伯父久衞門が相續することを聽許ていきよする文である。此五郎兵衞を清常とするときは、十三代久衞門、十四代定五郎となるであらう。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
その返書は、松太郎が逸早く信者を得た事を祝して其傳道の前途を勵まし、この村に寄留したいといふ希望を聽許ゆるした上に、今後傳道費として毎月五圓宛送る旨を書き添へてあつた。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)