聽許ていきよ)” の例文
新字:聴許
文書の收むる所は改稱の願書で、其願が聽許ていきよせられたか否かは不明であるが、かくの如き願が拒止せらるべきではなささうである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
これは五郎兵衞の病氣のために、伯父久衞門が相續することを聽許ていきよする文である。此五郎兵衞を清常とするときは、十三代久衞門、十四代定五郎となるであらう。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)