“許容”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆる25.0%
ゆるし25.0%
きょよう25.0%
きよよう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家財道具かざいだうぐもんそとはこばれたとき火勢くわせいすですべてのものちかづくことを許容ゆるさなかつた。いへかこんでひがしにもすぎ喬木けうぼくつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
わずかに医師の許容ゆるしを得たる武男は、請うて運送船に便乗し、あたかも大連湾を取って同湾ここ碇泊ていはくせる艦隊に帰り去りぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「羽柴殿にはまだ今日も三木城を包囲長攻のまま、長陣の苦戦もただならぬものある由。病後恢復の上は、何とぞ中国の戦場に参陣の儀、従来の如くなるべしと、ご許容きょようをおねがい申しあげる」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もつともそれが全部でなくとも或いちじるしい部分を表してゐる時、批評家にさう云ふイズムの貼札はりふだをつけられたのを許容きよようする場合はありませう。