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許容
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ゆる
ふりがな文庫
“
許容
(
ゆる
)” の例文
家財道具
(
かざいだうぐ
)
が
門
(
もん
)
の
外
(
そと
)
に
運
(
はこ
)
ばれた
時
(
とき
)
火勢
(
くわせい
)
は
既
(
すで
)
に
凡
(
すべ
)
ての
物
(
もの
)
の
近
(
ちか
)
づくことを
許容
(
ゆる
)
さなかつた。
家
(
いへ
)
を
圍
(
かこ
)
んで
東
(
ひがし
)
にも
杉
(
すぎ
)
の
喬木
(
けうぼく
)
が
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
客人達もその利己主義を
許容
(
ゆる
)
し、主人夫妻をして明日のために充分眠らしめ、そこで自分も安心して自分達の愉快を尽すというところに、本当の利己主義の妙味があると思います。
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
餅
(
もち
)
は四
角
(
かく
)
に
庖丁
(
はうちやう
)
を
入
(
い
)
れると
直
(
す
)
ぐに
勘次
(
かんじ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
枕元
(
まくらもと
)
の
桶
(
をけ
)
へ
藏
(
しま
)
つて
無斷
(
むだん
)
にはおつぎにさへ
出
(
だ
)
すことを
許容
(
ゆる
)
さないのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
栗
(
くり
)
の
木
(
き
)
の
陰
(
かげ
)
に
居
(
ゐ
)
た
勘次
(
かんじ
)
はだん/\と
幾
(
いく
)
らづゝでも
洪水
(
こうずゐ
)
の
噺
(
はなし
)
に
興味
(
きようみ
)
を
感
(
かん
)
じても
來
(
き
)
たし、それから
假令
(
たとひ
)
どうでも
尋
(
たづ
)
ねて
來
(
き
)
た
※
(
あね
)
に
挨拶
(
あいさつ
)
もせぬのは
他人
(
たにん
)
の
手前
(
てまへ
)
が
許容
(
ゆる
)
さないので
漸
(
やうや
)
く
立
(
た
)
つて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“許容”の意味
《名詞》
認め、ゆるすこと。ある程度の範囲内で問題なく通用するとして大目に見ること。
(出典:Wiktionary)
許
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
“許”で始まる語句
許
許嫁
許婚
許多
許可
許褚
許都
許諾
許六
許婚者