“家財道具”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かざいだうぐ50.0%
かざいどうぐ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家財道具かざいだうぐもんそとはこばれたとき火勢くわせいすですべてのものちかづくことを許容ゆるさなかつた。いへかこんでひがしにもすぎ喬木けうぼくつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
清潔きれいることは勘次かんじわるいことにはおもはなかつたが、いくらもない家財道具かざいだうぐすこしでもけられるのがふところでもさぐられるやう勘次かんじにはなんとなく不安ふあんねんおこされるのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
だが家はもう近所の人たちの手だすけであらかた片づいていた。別棟べつむね豆腐納屋とうふなやのほうが助かったので、そこの土間にじかにたたみをいれて、そこへ家財道具かざいどうぐをはこんでいた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)