“家具”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぐ71.4%
やぐ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これには、小さいガラスがたくさんはまっていました。この部屋へやには、動かせる家具かぐというものは、ほとんどありませんでした。
とうとうおしまいに、いっぱい家具かぐのつまった、大きなへやに来ました。そのなかの道具どうぐやおきものは、このやしきのうちでも、一等りっぱなものでした。
青ひげ (新字新仮名) / シャルル・ペロー(著)
兼「ムヽ道具ですか道具は悉皆すっかり家具やぐ蒲団までわっちにくれて行ったんです」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
まをさばそのこゝろうらみなり父樣とゝさま惡計わるだくみそれおあそばすにおこたへのことばもなけれどそのくやしさもかなしさもおまへさまにおとることかは人知ひとしらぬ家具やぐえり何故なにゆゑにぬるゝものぞなみだいろのもしあらば此袖このそでひとつにおうたがひはれやうものひとあなけものとはあまりのおほせつもりても御覽ごらんぜよつながれねど
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)