家具かぐ)” の例文
これには、小さいガラスがたくさんはまっていました。この部屋へやには、動かせる家具かぐというものは、ほとんどありませんでした。
とうとうおしまいに、いっぱい家具かぐのつまった、大きなへやに来ました。そのなかの道具どうぐやおきものは、このやしきのうちでも、一等りっぱなものでした。
青ひげ (新字新仮名) / シャルル・ペロー(著)
へんだ、へんだと思っていたんだけど……やっぱりあの男はわるい魔法まほうをつかうんだわ。おっかさんのだいからのだいじな家具かぐに、悪霊あくりょうをふきこんだんだわ。
だからわたし其時そのとき日本國民にほんこくみんとして所有しよいうするものは、わづかの家具かぐと、わづかのほんと、わづかの衣服類いふくるゐとにぎなかつた。そしてわづかに文筆勞働ぶんぴつらうどうつて衣食いしよくするのであつた。
普通ふつう住宅じゆうたくならば椅子いす衣類いるい充滿じゆうまんした箪笥たんす火鉢ひばち碁盤ごばん將棊盤しようぎばんなど、すべ堅牢けんろう家具かぐならばせるにてきしてゐる。これ適例てきれい大地震だいぢしん度毎たびごとにいくらも見出みいだされる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
そして、またここで、人間が器具きぐ武器ぶき衣服いふくや家や家具かぐなどを考えだしてつくるのには、長いあいだ、たゆまず努力どりょくしたものだということを説明しはじめました。
家具かぐがおどる