桜と狆と愛国心さくらとちんとあいこくしんコスモポリタンの心理コスモポリタンのしんり
一體コスモポリタンといふ言葉の正確な意義はどういふのだらう。私には先づ此の疑問が起つた。そこで『井上英和辭典』を引いて見ると、斯うある。 名詞=四海を家とする人。一所不住の人。世界的の人。世界主義者。 形容詞=世界主義の。宇宙的。非地方的。 …
作品に特徴的な語句
居住きよぢう てい 交際かうさい さい じん 表象へうしやう 我家わがいへ 愛着あいちやく きた ちひ いへ おほ 執着しふちやく ちゝ 嘲笑てうせう たい 思想しさう めん 心中しんちう あきら 住所ぢうしよ ほん おこ わづ 資本しほん かい うしな はじ にほ 所有しよいう 搾取さくしゆ 旅行りよかう 心持こゝろもち さら ねん 本統ほんたう もつと 家屋かをく ほと 場所ばしよ 地所ぢしよ ゑん 現在げんざい をとこ 周圍しうゐ 同郷どうきやう なか 勢力せいりよく あたま 井上ゐのうへ 利益りえき わか 他人たにん 以前いぜん たゞ した なん 何程なにほど まつた きん 超脱てうだつ 賣却ばいきやく 山櫻やまざくら 餘計よけい 風俗ふうぞく かた すで 日本にほん ころ 離脱りだつ 明治めいぢ とき 朝日あさひ 集團しふだん 東京とうきやう 植物しよくぶつ 部分ぶぶん 極小ごくせう 遊學いうがく 次第しだい まさ 正確せいかく 當然たうぜん あた