“遊學”の読み方と例文
新字:遊学
読み方割合
いうがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしいまわたし少年時代せうねんじだいことおもひだす。明治めいぢ十九ねんわたしはじめて九しうから東京とうきやう遊學いうがくときわたし友人いうじん先輩せんぱい學生間がくせいかんに、よくういふはなしのあつたことおぼえてゐる。
爾來じらい數年すねん志村しむらゆゑありて中學校ちゆうがくかう退しりぞいて村落そんらくかへり、自分じぶんくにつて東京とうきやう遊學いうがくすることゝなり、いつしか二人ふたりあひだには音信おんしんもなくなつて、たちまち又四五年つてしまつた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)