“數年”のいろいろな読み方と例文
新字:数年
読み方割合
すうねん57.1%
すねん42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
數年すうねんらいなみまくらわた水夫すゐふども未曾有みそういうかう航海かうかいだとかたつたほどで、したがつ其間そのあひだには格別かくべつしるほどこともない。
漣太夫いざちやだいふと申さるゝやと聞に如何いかにも左樣さやうに候と答ける此時次右衞門漣太夫に尋る儀あり其方事は加納將監方に數年すうねん奉公したりときくじつもつて左樣なるやと尋ければ菊は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
爾來じらい數年すねん志村しむらゆゑありて中學校ちゆうがくかう退しりぞいて村落そんらくかへり、自分じぶんくにつて東京とうきやう遊學いうがくすることゝなり、いつしか二人ふたりあひだには音信おんしんもなくなつて、たちまち又四五年つてしまつた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
清兵衞とあらためしなり斯る醫道いだうくはしき人なれば今此返答へんたふには及しなりされば天一坊は寶澤に相違なしと郡奉行の荷物にもつを持來し善助と云ふ者元感應院に數年すねん奉公せし故よくぞんじ居ると云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)