數年すうねん)” の例文
新字:数年
數年すうねんらいなみまくらわた水夫すゐふども未曾有みそういうかう航海かうかいだとかたつたほどで、したがつ其間そのあひだには格別かくべつしるほどこともない。
漣太夫いざちやだいふと申さるゝやと聞に如何いかにも左樣さやうに候と答ける此時次右衞門漣太夫に尋る儀あり其方事は加納將監方に數年すうねん奉公したりときくじつもつて左樣なるやと尋ければ菊は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
戰爭せんさうむと翌年よくねんからふたゝ輸入超過ゆにふてうくわへん經濟界けいざいかい状勢じやうせいは一ぺんしたるにかゝはらず戰後せんご數年すうねん今日こんにちおいてもさら改善かいぜん曙光しよくくわうみとむることをざる状態じやうたいにある。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
その數年すうねんて、皇后日葉酢媛命こうごうひはすひめのみこと御崩御ごほうぎよになりましたときに、野見宿禰のみのすくねといふものがありまして、天皇てんのう今後こんごつちでもつて人間にんげんぞうつくり、それを人間にんげんかはりにうづめましたならば
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
いま數年すうねんむかしきみ御記臆ごきをくですか、滊船きせん甲板かんぱんで、わたくし奇妙きめうなるぎんじ、また、歐洲をうしう列國れつこく海軍力かいぐんりよく増加ぞうかと、我國わがくに現况げんけうとを比較ひかくして、とみより、機械學きかいがく進歩上しんぽじやうより、我國わがくに今日こんにちごと