“曙光”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょこう85.9%
しよくわう3.1%
しょっこう3.1%
モルゲンレエテ3.1%
あけぼの1.6%
しよくくわう1.6%
ひかり1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
個人が相結んで社会を形成するその根本要素はここに存在するので、義務の観念はこれより萌芽し、道徳の曙光しょこうはここに顕現する。
婦人問題解決の急務 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
臙脂ゑんじの中にこい橄欖オリイブを鮮かに交へた珍しい曙光しよくわうを浴びた我船わがふね徐徐じよじよとマラツカ海峡の西の出口ペナン島の港にはひつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
あるいはそれが、支離散滅をきわめている不合理性の全部を、この機会に一掃してしまう曙光しょっこうともなり得ましょう
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それは彼のその時書いてゐた本「曙光モルゲンレエテ」が長いこと「ヴェネチアの日蔭」(Ombra di Venezia)といふ題をつけられてゐたほどであつた。
Ombra di Venezia (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
戰爭せんさうむと翌年よくねんからふたゝ輸入超過ゆにふてうくわへん經濟界けいざいかい状勢じやうせいは一ぺんしたるにかゝはらず戰後せんご數年すうねん今日こんにちおいてもさら改善かいぜん曙光しよくくわうみとむることをざる状態じやうたいにある。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
それは、いたずらに肉体を苦しめるのみで、そこにはなんら解脱の曙光ひかりは見出されなかったのです。ここにおいてか、最後の釈尊の到達した天地は、実に自我への鋭き反省でした。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)