“曙光”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しょこう85.5%
しょっこう3.6%
しよくわう3.6%
モルゲンレエテ3.6%
あけぼの1.8%
ひかり1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“曙光”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 物理学 > 物理学13.0%
文学 > フランス文学 > 小説 物語5.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
初めて彼女の面に、ほっとした容子がただよった。悲痛な別離を知るうちにも、花洩る微かな曙光しょこうのような色も見えた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武力に訴える人類間の闘争は独墺の屈服に由って一段落がついたようですが、望む所の平和はまだ容易にその曙光しょこうを示しません。
階級闘争の彼方へ (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
この機会に一掃してしまう曙光しょっこうともなり得ましょう
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ああ私が、どうして今日の日まで狂わずにいられたのか、不思議でならないくらいですわ。いいえ、それがあったからこそ、明け暮れ同じ顔を突き合わせているだけでも——、終いにはその顔の細かい特徴までも読み尽してしまって、その上話すにも話しよう種がないといった——それがまさしく騎西家の現状なのでございますが、そのような寂寥のどん底の中でも、私だけはこんなにも力強く、一つの曙光しょっこうを待ち焦がれて生きてゆけるのですから。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
臙脂ゑんじの中にこい橄欖オリイブを鮮かに交へた珍しい曙光しよくわうを浴びた我船わがふね徐徐じよじよとマラツカ海峡の西の出口ペナン島の港にはひつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
発砲を拒む兵士あり、我等は既に露西亜の曙光しよくわうを見たり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
その代りに、この孤獨な哲學者がヴェニスの日かげを散歩しては、ショパンの音樂を愛しながら書いてゐたといはれる「曙光モルゲンレエテ」などが私には一番好ましかつた。
二三の追憶 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
ニイチェの大好きであつたヴェネチアの日蔭、——それは彼のその時書いてゐた本「曙光モルゲンレエテ」が長いこと「ヴェネチアの日蔭」(Ombra di Venezia)といふ題をつけられてゐたほどであつた。
Ombra di Venezia (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
それは、いたずらに肉体を苦しめるのみで、そこにはなんら解脱の曙光ひかりは見出されなかったのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)