きのふからギイ・ド・プウルタレスの「伊太利に在りし日のニイチェ」といふ本を讀み出してゐる。忠實な傳記ではないかも知れないけれど、なかなか面白い。いま讀んでゐるところは、ニイチェが三十六七の時、獨逸を去つてはじめて伊太利に赴き、先づ最初ヴェネ …
著者 | 堀辰雄 |
ジャンル | 哲学 > 西洋哲学 > ドイツ・オーストリア哲学 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「文藝通信」1936(昭和11)年6月号 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約8分(300文字/分) |