“しょこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
曙光64.0%
初更23.3%
諸侯7.0%
初校1.2%
初爻1.2%
初稿1.2%
所好1.2%
諸港1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここまで読みかけると、万吉の胸が処女のようにおどった。彼にも足かけ十年臥薪甞胆がしんしょうたんの事件がある。それへ一曙光しょこうを見出したのだ。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
川をわたる夜の風が、六月といっても少し冷え冷えとして、初更しょこう過ぎの江戸の静かさは、何とはなしに身にみます。
からだはせわしいおかげでますます健固けんご、また、諸侯しょこう寄進きしんのおちからで、どうやらわしの寝所ねどこもこのとおりできかかっている」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
およそ間違いのないものであること、著者の序に、初校しょこうを終る机のそばに、武子さんが、近くきたりていますように感じつつ、合掌、と書かれた敬虔けいけんな著であるので、信頼して読ませて頂いたからだ。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
初爻しょこうと上爻とが首尾相呼んでぐるぐるとデングリカエシをやッて螺線を描いて六十四だけにコロガリころがッて実はまだいくらにでもコロガリ出すことが出来るのサ。
ねじくり博士 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
下谷叢話したやそうわ』ハはじめ下谷のはなしト題シテ大正甲子かっしノ初春ヨリ初稿しょこうノ前半ヲ月刊ノ一雑誌ニ連載シタリシヲ同年ノ冬改竄かいざんスルニ当リテクハ改題セシナリ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
然りといえども、よく事理をつまびらかにし、そのよるところ、その安んずるところを視察せば、人おのおのその才に所長しょちょうあり、その志に所好しょこうあり、所好は必ず長じ、所長は必ず好む。
中元祝酒の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
諸港しょこうの旅人をなやましている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)