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しよかう
語句 | 割合 |
初更 | 66.7% |
書香 | 16.7% |
諸侯 | 16.7% |
初更の頃、
甲板の長椅子に
居り
候に、オルレアンやツウルあたりの野の
雛罌粟の花の盛りの目に見え
候うて私は泣き申し
候ひき。
所謂断絶は
書香の絶えた事を謂ふものと看るべきである。
此處の
主も
多辨にや
咳勿躰らしくして
長々と
物語り
出ぬ、
祖父なりし
人が
將軍家の
覺え
淺からざりしこと、
今一
足にて
諸侯の
列にも
加へ
給ふべかりしを
不幸短命にして
病沒せしとか