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諸侯
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しょこう
ふりがな文庫
“
諸侯
(
しょこう
)” の例文
王
(
おう
)
さまをはじめ
諸侯
(
しょこう
)
が、そこにお見えになるのよ。そして、そういうすばらしい御殿のあることが、この地方の
名誉
(
めいよ
)
となるでしょう。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
「
体
(
からだ
)
はせわしいおかげでますます
健固
(
けんご
)
、また、
諸侯
(
しょこう
)
ご
寄進
(
きしん
)
のおちからで、どうやらわしの
寝所
(
ねどこ
)
もこのとおりできかかっている」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
江戸は
妻恋坂
(
つまこいざか
)
に、あの辺いったいの広大な地を領して、その
豪富
(
ごうふ
)
諸侯
(
しょこう
)
をしのぎ、また、剣をとっては当節府内にならぶものない
十方不知火流
(
じっぽうしらぬいりゅう
)
の開祖、
司馬
(
しば
)
老先生の道場が
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
華族とその華族に属して居るところの平民との関係はまずこういう風ですから、その点から見ると
封建制度
(
ほうけんせいど
)
でその華族家なるものはいわゆる
諸侯
(
しょこう
)
の位置を占めて居るように思われる。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
「学習院と
市井
(
しせい
)
の私立中学校とは同日に論じられません。照正様や照常様のところへおいでになるのは島津様でなければ毛利様、松平様に久松様、鍋島様に堀田様、どうまちがってもみんな天下の
諸侯
(
しょこう
)
です」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
大講会
(
だいこうえ
)
の
規
(
おきて
)
として、そうはまいりませぬ。ご
本名
(
ほんみょう
)
をお
認
(
したた
)
めなきうちは、これを
諸侯
(
しょこう
)
の
控
(
ひか
)
え
所
(
じょ
)
へ
伝令
(
でんれい
)
することもならず、ご
奉行
(
ぶぎょう
)
としても、
役儀
(
やくぎ
)
がら試合を
命
(
めい
)
じるわけにもゆきませぬ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なるほど、京都へまいれば
秀吉公
(
ひでよしこう
)
のお力にすがることもでき、
公卿
(
こうけい
)
百官の
邸宅
(
ていたく
)
や
諸侯
(
しょこう
)
の門など
甍
(
いらか
)
をならべておりますから、またなんぞうまい
手蔓
(
てづる
)
にぶつからぬかぎりもござりますまい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
在府中の
諸侯
(
しょこう
)
の留守邸には、他家にも多くの妻子が残されている。三成は、東軍の徳川へ火ぶたを切る先に、大坂表にある大名の妻子を、自分の手に、
質
(
しち
)
として収めてしまおうと計ったのである。
日本名婦伝:細川ガラシヤ夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“諸侯”の意味
《名詞》
諸 侯(しょこう)
封建時代、一定の領土を所有し、人民を支配していた人。
(出典:Wiktionary)
“諸侯”の解説
諸侯(しょこう)とは、主君である君主の権威の範囲内で一定の領域を支配することを許された臣下である貴族のことである。
(出典:Wikipedia)
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
侯
常用漢字
中学
部首:⼈
9画
“諸侯”で始まる語句
諸侯方
諸侯道具