“寄進”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きしん94.1%
まい5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかにも殊勝な申し分であるので、諸人はいよいよ仏陀の示現と信じるようになって、檀家の布施ふせ寄進きしんが日ましに多くなった。
なにしろ寄進きしんかねで、できるのだそうだから、このまち工場こうじょうでも、職工しょっこうにいいつけて、ねんをいれてつくっているということだ。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
「ウム、家督は舎弟国行くにゆきに譲ると決めた。で——この柳島の造営は、わしが武家の生涯をすてて、僧門に入る手はじめの御奉公として、上人へ寄進まいらせたのじゃ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)