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縷
ふりがな文庫
“縷”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
る
63.0%
いと
18.5%
よ
5.6%
いとすじ
3.7%
より
3.7%
かが
1.9%
かゞ
1.9%
ちりば
1.9%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
る
(逆引き)
路は暫し
松林
(
しようりん
)
の間を
穿
(
うが
)
ちて、
茅屋
(
ばうおく
)
村舍の上に
靡
(
なび
)
ける細き烟のさながら
縷
(
る
)
の如くなるを
微見
(
ほのみ
)
つゝ、次第に
翠嵐
(
すゐらん
)
深き處へとのぼり行きしが
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
縷(る)の例文をもっと
(34作品)
見る
いと
(逆引き)
支那名は繁縷であるがそれはこの草が容易によく繁茂する上にその茎の中に一条の
縷
(
いと
)
、すなわち維管束がある所からこの名が生れたのである。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
縷(いと)の例文をもっと
(10作品)
見る
よ
(逆引き)
左右を見ずして
直
(
ひた
)
あゆみに
為
(
せ
)
しなれども、
生憎
(
あやにく
)
の雨、あやにくの風、鼻緒をさへに踏切りて、
詮
(
せん
)
なき
門下
(
もんした
)
に
紙縷
(
こより
)
を
縷
(
よ
)
る心地、
憂
(
う
)
き事さまざまにどうも
堪
(
た
)
へられぬ思ひの有しに
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
縷(よ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
いとすじ
(逆引き)
この刀は外国から買ったものですが、人を殺すに
未
(
いま
)
だ一度だって、
縷
(
いとすじ
)
を
濡
(
うる
)
おしたことがありません。私で三代これをつけております。
田七郎
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
縷(いとすじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
より
(逆引き)
問はゞ左りへ
綾
(
あや
)
なし越前とやら
名
(
めい
)
奉行でも何の
恐
(
おそ
)
るゝ事やあらんと
高手
(
たかて
)
小手
(
こて
)
は
縛
(
いまし
)
めの繩の
縷
(
より
)
さへ戻す氣で引れ行くこそ
不敵
(
ふてき
)
なれ。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
縷(より)の例文をもっと
(2作品)
見る
かが
(逆引き)
と、すぐその障子の影へ入れる、とすぐ靴の紐を
縷
(
かが
)
っていた洋装のが、ガチリと釣銭を
衣兜
(
かくし
)
へ
掴込
(
つかみこ
)
んで、がっしりした
洋傘
(
こうもり
)
を
支
(
つ
)
いて出て行く。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
縷(かが)の例文をもっと
(1作品)
見る
かゞ
(逆引き)
友染
(
いうぜん
)
の
切
(
きれ
)
に、
白羽二重
(
しろはぶたへ
)
の
裏
(
うら
)
をかさねて、
紫
(
むらさき
)
の
紐
(
ひも
)
で
口
(
くち
)
を
縷
(
かゞ
)
つた、
衣絵
(
きぬゑ
)
さんが
手縫
(
てぬい
)
の
服紗袋
(
ふくさぶくろ
)
に
包
(
つゝ
)
んで、
園
(
その
)
に
贈
(
おく
)
つた、
白
(
しろ
)
く
輝
(
かゞや
)
く
小鍋
(
こなべ
)
である。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
縷(かゞ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ちりば
(逆引き)
空には滴る星の光が
縷
(
ちりば
)
められ園林の葉枝は夜風を迎え始めた。
阿難と呪術師の娘
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
縷(ちりば)の例文をもっと
(1作品)
見る
縷
漢検1級
部首:⽷
17画
“縷”を含む語句
縷々
繿縷
婆々縷
縷糸
繁縷
繿縷錦
一縷
縷述
紙縷
縷説
襤縷
金縷
縷紅新草
繿縷布片
萬縷
襤縷々々
縷陳
襤縷片
縷金荷葉
銖分縷析
...
“縷”のふりがなが多い著者
吉川英治
木下尚江
浜尾四郎
牧野富太郎
樋口一葉
蒲 松齢
作者不詳
牧逸馬
泉鏡太郎
谷崎潤一郎