“襤縷”の読み方と例文
読み方割合
ぼろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蝋や襤縷ぼろの部分はすっかり燃えて了って、針金の断片と、犬の骨とが残っているのを、娘の骨として拾い、勿論、何等の疑いも受けずにその場は済んだ。
もしも舞踊劇の舞台でのように、乞食が絹の襤縷ぼろを着て、破れたレースをつけて出て来て、優雅な踊りをしながら報謝を乞うのだったら、まだしも見物していられるよ。
それは襤縷ぼろを着た不具の老乞食が、車にうずくまっているのを、同様にぞっとするような、もう一人の乞食が、引いている所を見せていた。また蝋人形が踊り廻るように出来ている人形芝居もあった。