“縷説”の読み方と例文
読み方割合
るせつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私がもし第一の芸術家にでもなりきりうる時節が来たならば、この縷説るせつ鶏肋けいろくにも値せぬものとして屑籠くずかごにでも投じ終わろう。
広津氏に答う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
しかし蓋然性を縷説るせつする必要はない。新表が正しかろうと否とを問わず旧表が誤っているに違いないことを示すために、最も明瞭な証拠を持ち出すことが出来よう。
それは今日の吾々としては詳細に縷説るせつする必要がないほど生々しい事実である。