“縷述”の読み方と例文
読み方割合
るじゅつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに加うるに中国一流の華麗豪壮な調ちょうと、哀婉あいえん切々の情、悲歌慷慨こうがいの辞句と、誇張幽幻な趣と、拍案はくあんたんの熱とを以て縷述るじゅつされてあるので
三国志:01 序 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、綿々として感情を縷述るじゅつする事をせず、その感情を内に蔵して逢著ほうちゃくする人事を写す。読者はその写す所の事を通して、作者の感情をうかがう。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
ここにおいて予は便宜上この論文を二段に分ち、その第一段には、性質上結論であるべきはずの東山時代に関する予の意見を、先ず一通り縷述るじゅつしよう。