“るせつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
流説75.0%
縷説25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんで武力もない朝廷に謀反などを。……いや、もしその声ありとせば、事を好む人間どものあらぬ流説るせつにちがいないわ。——さような者を取締まるこそ、六波羅の任。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いやしくもけいらは、戦いの後ろにあって、国内の安定と民心の戦意を励ます重要な職にありながら、何で先に立って、不穏ふおん流説るせつを行い、朝野の人心を惑わしめたか」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは今日の吾々としては詳細に縷説るせつする必要がないほど生々しい事実である。