“ちりば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
93.4%
3.3%
0.8%
0.8%
鏤刻0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
象眼の模様から、ちりばめてあるダイヤモンドの大きさまで。それは、彼女に取ってかけ替のない、たった一つの時計ではなかったのか。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
雲をちりばなみ
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
丘の兵隊屋敷は点々と燈火をちりばめてゆく
動員令 (新字新仮名) / 波立一(著)
空には滴る星の光がちりばめられ園林の葉枝は夜風を迎え始めた。
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
此等これら一人ひとりのこらず數多あまた菱形金剛石ダイアモンド鏤刻ちりばめて、さき兵士へいしおなじやうに二れつになつてあるいてました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
絹の上衣、刺繍のしてあるチヨキ、帯革に金剛石をちりばめた靴、この総ては随分立派で、栄耀ええうに慣れた目をも満足させさうに見える。己の目の火のやうな特別な光も人をいざなふには十分だ。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)