“鏤刻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
るこく87.5%
ちりば12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既に帝都においては三度、また郷土において旧都において、上人の遺作展覧会は開催せられ、それは幾千の人々の脳裡に深き印象を鏤刻るこくしました。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
上巻の扉には、羅甸ラテン字にて書名を横書し、その下に漢字にて「御出世以来千五百九十六年、慶長二年三月上旬鏤刻るこく也」の二行を縦書す。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
此女性の美しいけれども颯爽さっそうたる容姿が、あの返すべき時計に鏤刻るこくされている、鋭い短剣の形をおもい起さしめた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
追記。文芸冊子「散文」十月号所載山岸外史の「デカダン論」は細心鏤刻るこくの文章にして、よきものに触れたき者は、これを読め。
泰西彫工たいせいちょうこう鏤刻るこく、かがやかしい白金のマリヤぞう肉彫にくぼりの笄。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此等これら一人ひとりのこらず數多あまた菱形金剛石ダイアモンド鏤刻ちりばめて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)