“彫(ちりば)” の例文
オランダの敷物、ペルシャの壁飾り、インドの窓掛、ギヤマンの窓、紫檀(したん)黒檀(こくたん)に玉(ぎょく)を彫(ちりば)めた調度、見る物一つとして珍奇でないものはありません。
雲を彫(ちりば)め濤(なみ)を刻(ほ)り
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
一人は眼の鋭い毛の赤い、羆(ひぐま)のような感じのする若い男、一人は東洋人との混血児(あいのこ)らしい、栗色の髪で額を隠し、宝石をうんと彫(ちりば)めたギラギラする洋服を着た、妖婦型の若い婦人です。
天才兄妹 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
雲を彫(ちりば)め濤(なみ)を刻(ほ)り
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)