“彫物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほりもの96.4%
ちょうこく3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その上、死骸の耳の下に傷を拵へて、お玉の黒子ほくろを誤魔化したが、二の腕の(蛇)の彫物ほりものをお關に見られて、たくらみに龜裂ひびが入つた。
丁蘭は彫物ほりものの道にかけては、ずぶの素人だつたが、出来上つた木像を見ると、簡素なうちに母親にそつくりなおもざしがあつた。
仏様だの、置き物だの、手間てまの掛かった、ひんの好い、本当の彫物ちょうこくをこしらえるんで、あんな、稲荷町の荒っぽいものとは訳が違うんだ。そりゃ上等のものなんだ。