-
トップ
>
-
彫像
読み方 | 割合 |
ちょうぞう | 80.0% |
てうざう | 20.0% |
もどってみますと、お
城ぜんたいが
大理石づくりになっていて、まっ白な
石こうの
彫像もおいてあれば、
金のかざりもついていました。
黒人か、さにあらず、構成派の
彫像のような顔の持主は、人間ではなくて、
霊魂のない怪物のような感じがした。
何故、
様を
見ろ、
可気味だ、と
高笑ひをして
嘲弄しない。
俺が
手で
棄てたは
棄てたが、
船へ
彫像を
投げたのは、
貴様が
蹴込んだも
同然だい。
いづれも
天竺の名木で作つたものでせう、
色彩も
剥落してまことに
慘憺たる有樣ですが、男女二體の
彫像の内、男體の額に
鏤めた夜光の珠は
燦然として
方丈の堂内を睨むのでした。