“ちょうぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彫像66.7%
腸蔵8.3%
長蔵8.3%
長藏8.3%
長造8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒人か、さにあらず、構成派の彫像ちょうぞうのような顔の持主は、人間ではなくて、霊魂れいこんのない怪物のような感じがした。
人造人間殺害事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
平生ならば三つや四つ何でもない方だから少々胃吉いきち腸蔵ちょうぞうに気の毒だったけれども苦しいのを我慢して大丼おおどんぶりを一つ半たいらげた。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
腹の中にて新年を祝する胃吉いきち腸蔵ちょうぞう「オイ胃吉さん、おめでとう」胃吉
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
長蔵ちょうぞうさんが口をきさえすりゃ、坑夫は受合うけあいだ」
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
此処こゝに寝ているのが亥太郎の親父おやじ長藏ちょうぞうと申して年六十七になり、頭は悉皆すっかり禿げて、白髪の丁髷ちょんまげで、頭痛がすると見え手拭で鉢巻はちまきをしているが
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「やあ、くたびれた、くたびれた」家中いえじゅうひびきわたるような大声をあげて、大旦那の長造ちょうぞうが帰って来た。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)