トップ
>
彫像
>
ちょうぞう
ふりがな文庫
“
彫像
(
ちょうぞう
)” の例文
もどってみますと、お
城
(
しろ
)
ぜんたいが
大理石
(
だいりせき
)
づくりになっていて、まっ白な
石
(
せっ
)
こうの
彫像
(
ちょうぞう
)
もおいてあれば、
金
(
きん
)
のかざりもついていました。
漁師とそのおかみさんの話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
黒人か、さにあらず、構成派の
彫像
(
ちょうぞう
)
のような顔の持主は、人間ではなくて、
霊魂
(
れいこん
)
のない怪物のような感じがした。
人造人間殺害事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ついきのうの
晩
(
ばん
)
、あの海の底に沈んだ都を見たばかりでしたから、それらの家々が、あるものは
彫像
(
ちょうぞう
)
で、またあるものは黒や白の
大理石
(
だいりせき
)
で、かざられていたにちがいないと思いました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
一方の壁には、りっぱなガラス戸だなが、ズラッとならび、その中に、
彫像
(
ちょうぞう
)
だとか、ふるい西洋のつぼだとか、黄金のかざりのある西洋の
剣
(
けん
)
だとか、りっぱな美術品がいっぱいおいてあります。
塔上の奇術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
いつとなく、団九郎も
彫像
(
ちょうぞう
)
の
三昧
(
さんまい
)
を知った。木材をさがしもとめ、和尚の
熟睡
(
じゅくすい
)
をまって庫裏の一隅に
胡座
(
あぐら
)
し、
鑿
(
のみ
)
を
揮
(
ふる
)
いはじめてのちには、雑念を離れ、
屡〻
(
しばしば
)
夜の白むのも忘れていたということである。
閑山
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
▼ もっと見る
眼が暗さに慣れるにつれ、中に散乱した
彫像
(
ちょうぞう
)
、器具の類や、周囲の
浮彫
(
うきぼり
)
、
壁画
(
へきが
)
などが、ぼうっと眼前に
浮上
(
うきあが
)
って来た。
棺
(
かん
)
は
蓋
(
ふた
)
を取られたまま投出され、
埴輪人形
(
ウシャブチ
)
の首が二つ三つ、傍にころがっている。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
が、その美しい唇は
彫像
(
ちょうぞう
)
のそれのように、堅く/\結ばれていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
日焦
(
ひや
)
けした
彫像
(
ちょうぞう
)
のように立派な体躯を持った若者だった。そのズドが
宇宙尖兵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“彫像”の意味
《名詞》
彫像(ちょうぞう)
彫刻により造られた像。
(出典:Wiktionary)
彫
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
像
常用漢字
小5
部首:⼈
14画
“彫像”で始まる語句
彫像柱
彫像愛好症