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日焦
ふりがな文庫
“日焦”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひや
63.6%
ひやけ
36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひや
(逆引き)
田舍の内儀——それも中年過ぎの
日焦
(
ひや
)
けのした、大年増を豫想した平次も八五郎も、ハツと息を呑んだのも無理のないことでした。
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
小初は、
跳
(
は
)
ね
込
(
こ
)
み台の
櫓
(
やぐら
)
の上板に立ち上った。
腕
(
うで
)
を額に
翳
(
かざ
)
して、空の雲気を
見廻
(
みまわ
)
した。軽く
矩形
(
くけい
)
に
擡
(
もた
)
げた右の上側はココア色に
日焦
(
ひや
)
けしている。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
日焦(ひや)の例文をもっと
(7作品)
見る
ひやけ
(逆引き)
その海水浴で
日焦
(
ひやけ
)
した位の皮膚の跡が、後には
化膿
(
かのう
)
を伴う
火傷
(
やけど
)
となり、数カ月も治療を要したのだが、この時はまだこの兄もなかなか元気であった。
夏の花
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
白木綿
(
しろもめん
)
が、
鼠
(
ねずみ
)
木綿と
紛
(
まが
)
うほど、
埃
(
ほこり
)
と
雨露
(
あめつゆ
)
に汚れていた。油気のない髪、
日焦
(
ひやけ
)
に
痩落
(
やせお
)
ちている頬、どことなく、志を得ない人間の疲れと
困憊
(
こんぱい
)
が
纒
(
まと
)
っていた。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
日焦(ひやけ)の例文をもっと
(4作品)
見る
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
焦
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
“日”で始まる語句
日
日向
日本
日和
日光
日中
日々
日数
日暮
日毎
“日焦”のふりがなが多い著者
エドガー・アラン・ポー
谷崎潤一郎
徳田秋声
吉川英治
岡本かの子
原民喜
海野十三
山本周五郎
野村胡堂