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剥落
ふりがな文庫
“剥落”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はくらく
96.4%
はげお
3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はくらく
(逆引き)
うす暗い中庭を抱いたどの部屋も、
剥落
(
はくらく
)
した
金泥絵
(
きんでいえ
)
の
襖
(
ふすま
)
だの、墨絵の古びたのばかりである。奥の方で、
喘息
(
ぜんそく
)
もちらしい咳の声がして
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御領地内の
錠前
(
じょうまえ
)
金具ことごとく破損仕り、
塗壁
(
ぬりかべ
)
も
剥落
(
はくらく
)
仕り候云々という、ドイツ人の管理人がよこした滑稽な手紙を読み上げた。
イオーヌィチ
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
剥落(はくらく)の例文をもっと
(27作品)
見る
はげお
(逆引き)
見渡すと、女の人数だけずらりと並んだ鏡台と鏡台との間からはわずかに
漆喰
(
しっくい
)
の
剥落
(
はげお
)
ちた壁が現れていてその面には
後
(
あと
)
から後からと、
重
(
かさな
)
って書き添えられたいたずら書のさまざま。
勲章
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
剥落(はげお)の例文をもっと
(1作品)
見る
剥
部首:⼑
10画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“剥”で始まる語句
剥
剥製
剥出
剥奪
剥身
剥取
剥脱
剥離
剥啄
剥繰
検索の候補
落剥
“剥落”のふりがなが多い著者
小出楢重
ヴィクトル・ユゴー
亀井勝一郎
与謝野寛
中里介山
ロマン・ロラン
小島烏水
アントン・チェーホフ
吉川英治
谷崎潤一郎