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剥繰
ふりがな文庫
“剥繰”の読み方と例文
読み方
割合
はぐ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はぐ
(逆引き)
「こんなものを読むのかね」と彼はさも
軽蔑
(
けいべつ
)
した口調で津田に
訊
(
き
)
いた。彼はぞんざいに
頁
(
ページ
)
を
剥繰
(
はぐ
)
りながら、終りの方から逆に始めへ来た。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そうして今度呼ばれれば、それが最後だという
畏怖
(
いふ
)
が私の手を
顫
(
ふる
)
わした。私は先生の手紙をただ無意味に
頁
(
ページ
)
だけ
剥繰
(
はぐ
)
って行った。私の眼は
几帳面
(
きちょうめん
)
に
枠
(
わく
)
の中に
篏
(
は
)
められた
字画
(
じかく
)
を見た。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
夫の
一旦
(
いったん
)
下へ置いたのをまた取り上げて、一枚々々
鄭寧
(
ていねい
)
に
剥繰
(
はぐ
)
って見た。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
剥繰(はぐ)の例文をもっと
(3作品)
見る
剥
部首:⼑
10画
繰
常用漢字
中学
部首:⽷
19画
“剥”で始まる語句
剥
剥製
剥落
剥出
剥奪
剥身
剥取
剥脱
剥離
剥啄